サントリー美術館
- DjVuの高圧縮技術が可能にした
来館者向けの情報公開ライブラリシステム -
DjVuとは、BMP/TIFF/JPGなどの電子ファイルを 、文字部分の可読性を保持しながら高圧縮し、100分の1から1,000分の1程度までファイルサイズを軽量化する技術です。
画像のクオリティを維持させつつ、高い操作性を実現した「来館者向け情報公開ライブラリシステム」の導入に至るまでの経緯をご紹介します。
- ライブラリシステムの導入によって得られたメリット
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当社独自の画像圧縮技術とこれまでのシステム構築の実績に高いご評価をいただき、以下のメリットの提供が実現しました。
- 当社のソリューションによる、サントリー美術館のメリット
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来館者への新たなサービスとして、操作性とブランディングを兼ね備えた、新たなライブラリシステムの提供を実現。
特定のパッケージシステムでないため、利用者のニーズにあわせた、継続的なシステム改修・機能追加が可能なシステム。
公開データは随時自分たちで追加・設定することが可能。
ウェブベースシステムによる管理負担の軽減
新システム構築において、既存の収蔵品管理システムを利用。
コスト削減にも大幅に貢献。
図録電子化による、劣化防止と参照(検索)時間の軽減。
- ライブラリシステムの特徴(来館者のメリット)
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来館者向けに公開された新たなサービス(ライブラリシステム)は、当社画像圧縮・配信技術による、高い操作性と展開スピードが特徴です。
- 専用端末から、展示作品以外の収蔵品情報を検索、閲覧可能。
- 1点1点の収蔵品ごとの詳細情報の閲覧が可能。
- 過去に開催された展示会の図録イメージを高画質で閲覧可能。
- 過去開催されたイベントの検索や、内容の閲覧が可能。
- 動画で分かりやすく美術館の歩みを知ることができる。
- 図録画像を、本をめくる感覚で閲覧。(ぺらぺらめくりビューワ)
- 画面サンプル
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- トップ画面
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17種類もの収蔵品フラッシュムービーが流れるトップ画面デザイン的にも質の高いつくりとなっている。
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- 図録閲覧画面
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ぺらぺらとページをめくる感覚で、図録の閲覧が可能。(ぺらぺらめくりビューワ)
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- 収蔵品閲覧画面
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絵巻物など、複数画像があるものは、並び順に、サムネイルを表示。クリックで詳細画像を表示する。
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- トップ画面
- 背景 ~サントリー美術館の課題と当社の提案~
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- サントリー美術館の課題
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六本木への移転を機に、来館者向けに新たな情報公開サービスを検討。 しかし、導入にあたっては、いくつかの課題がありました。
- 【課題1】システム管理負荷の増大
既存の収蔵品管理システムとは別に、新規でシステムを構築することで管理負荷が増大してしまう。何とか効率的な手段は無いか? - 【課題2】ブランディングとインタフェースデザインへのこだわり
独自のサービスということで、ブランディングにあわせたインターフェースのデザインは必須。
システム開発会社が、自社のブランディングにあわせたデザインが可能か不安。 - 【課題3】独自性のあるサービス提供で、差別化を図りたい
ありきたりな情報公開サービスでは、差別化ができない。
何か新たな視点でのコンセプトを打ち出し、差別化し、本当に来館者に喜んでもらえるシステムを構築したい。 - 【課題4】図録の劣化と予算の捻出
昭和36年(1961年)の開館以来の図録を保管しているが、新たな企画立案時など、過去の図録を参照する必要がある。
保管用、参照用と分けて保管はしているが、都度探し出し、閲覧、参照を行う手間、すでに劣化が進んでいる古い図録の扱いなどから、デジタル化の必要性があった。
しかし、一般的に必要な大量文書の電子化にかかる予算の捻出が難しい。
- 【課題1】システム管理負荷の増大
- 当社の提案
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サントリー美術館の課題解決を視野にいれた提案を実施。高い評価をいただきました。
- 【提案1】高いクオリティの画像を素早く展開できる技術
当社は設立以来、軽快で操作性の高い画像展開・圧縮技術などの独自技術を、ミュージアムの館内システムや、来館者向けの構築へ提供してきました。
画像のクオリティを落とさずに操作性を向上させることは、むしろ当社にとって得意分野であり、容易に実現可能となりました。 - 【提案2】システムの一元化による初期コスト・運用コストの削減
システムを2重化させないために、既存の収蔵品管理システムをそのまま利用し、外部向けインタフェースと公開に必要な一部の新機能のみを開発しました。
システムの2重化による管理負荷を軽減し、さらにシステム構築に関するコストも大幅に削減することにも成功しました。 - 【提案3】来館者向け、独自の新サービスの提供
過去の展覧会で出版された紙の図録を、公開に必要な著作権をクリアしたものから随時スキャン・電子化し、全ページを公開するようにしました。
また、ブランドイメージを反映したインタフェースデザインと、ぺらぺらとめくって閲覧できるという実際のカタログのような操作にすることで、直観的で分かりやすくしました。
来館者システムとして今までにない新しい機能で、競合他社が提供しているサービスとの差別化を実現しました。 - 【提案4】スキャン業務の効率化、低コスト化
海外を含めた当社のパートナーでスキャニングから画像補正を一括して作業をおこなうことでデータの電子化に関するコストを大幅に抑えることができました。
- 【提案1】高いクオリティの画像を素早く展開できる技術
- システム概要

- 導入システム概要
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図録の電子化から配信用データの変換
既存の収蔵品管理システムとのDB連動
専用Viewerの開発まですべて当社で行った
- 技術的優位点
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- 「DjVu」の画像圧縮による、高品質かつ快適な操作性
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現在のシステムで利用されている図録画像は、全てスキャンから作成した画像データです。
既存技術では、高品質を維持しようとすると、データ容量が肥大化し、画像表示が遅くなるなど操作性が失われ、来館者向けサービス等での美術品の閲覧などには不向きとされていました。
当社の画像圧縮技術「DjVu」により、高い品質を保ちながらの驚異的な圧縮、さらに高い操作性を実現し、来館者向け新サービスでの図録閲覧機能に対応することができました。
また将来的にはインターネットでの配信も視野に含む、新たなコンテンツ活用を可能にします。図録は著作権をクリアしたものから随時電子化を行っています。
現在すでに電子化されたものから想定すると、当社圧縮技術では全体ボリューム約20,000画像を4GBに圧縮にできると想定され、快適な操作性と今後増加を続けるデータの保存スペース削減を実現しています。(JPEGの場合:260GB)
